映画『リアル・スティール』 たった1つの設定が、ロボットに生命を吹き込んだ。【感想その2】

◆影の主人公「シャドー機能」 主人公たちが駆るロボットATOMに、「シャドー機能」がついているという設定は、実に見事だったと思う。「シャドー機能」は、ATOMに生命を吹き込み、物語に生気をもたらした。設定自体は平凡極まりないのに、それが物語に取り込まれるや否や、化学反応のように全てが生き生きとしてし…