僕は映画狂、というより、映画を語りたい今日

もしかすると、映画そのものよりも映画館の暗闇のほうが好きかもしれない。

早くも来年の抱負。映画を撮ります。

 社会人映画サークルに入ろうかと思って、例によってGOOGLE先生に聞いてみたのだけれど、思っていたのと違っていたので、しばらくは見合わせることにする。

 社会人だからもっとミーハーなファンが集まっていると思ったら(どうしてそんなことを思ったのだろう)、学生のときの映画研究部のイメージとあまり変わらない。ディープなものを観ている。それはそれでいいのだけれど、僕はメジャーな作品もそれほど数多く見ているわけではないので、鑑賞するならまずはそちらから攻めたいのである。

 では製作はどうか。社会人で映画を製作しているサークルは、残念ながらこの地区には存在しなかった。鑑賞はひとりでもできるが、製作は人手がいる。忙しい社会人だから、脚本その他は全てネット上でやり取りをして固めて、いざ撮影となると2日ほど合宿して作ってしまおう、みたいなサークルがあっても良さそうなものだが、案外そういうわけにはいかないのかもしれない。

 センスのいい人が集まれば、製作費が1万円でも、かなり面白い映画ができるのではないか。とはいっても、自分がその「センスのいい人」かどうかは、あまり自信がない。学生のときに作ったことがあるが、その映画は製作費3000円、撮影2日だった。クランクアップの際には、俳優たちにカップラーメンとキットカットがふるまわれた。

 今製作するのなら「イヌゴエ」(日本、2005年)みたいな映画が作りたい。題名の通り、犬が喋るのだけれど、意思疎通ができているようでできていない。一方的に犬の声が聞こえているだけで、主人公の青年の言葉は犬には届いていない。それでも青年が少しずつ癒されていき、前向きになっていく、という話。シュールで面白かったし、何よりも抑制のきかせ方に美学があった。

 目標は来年の製作。今年はその準備期間。社会人5人くらいで集まって、製作費は1万円。愛とか友情とか、そういうテーマを中心に据えるのではなく、基本ラインはコメディ。20分の映画で、youtube1万回再生。目標としては、手の届く範囲でとっても楽しそうである。