僕は映画狂、というより、映画を語りたい今日

もしかすると、映画そのものよりも映画館の暗闇のほうが好きかもしれない。

スターウォーズ祭り、そろそろ終了(まだ終わりませんけど)

 そろそろ当ブログで1か月ほど続けてきた「スターウォーズ祭り」も終焉だ。

 スターウォーズの新作に対する批判もかなり表に出てきている。当初、大手メディアやネットも含めて絶賛の嵐だったのが、ものの2、3週間でこれほど変わるとは、映画批評なんて当てにならないものである。

 「フォースの覚醒」はファンとして文句なしに満足できる映画であったが、全ての人が絶賛するような映画ではなかったと思う。賞賛と批判のバランスは、ちょうど今くらいのが納得がいく。落ち着くところに落ち着いた、そんな感じ。

 ・・・と偉そうに語っているが、僕は「フォースの覚醒」にも、そして「フォースの覚醒」を観た他の人の反応にも、ものすごく楽しませてもらった。感謝しています。こんなお祭り騒ぎができるのは、きっと数年に一度。もしかすると、次は他の映画をすっ飛ばして、やはりスターウォーズのエピソード8(2年後?)かもしれない。

 何より、自分にとって非常にいい機会になった。多くの人の考えや感想にも触発されて、一つの映画について考え続けることが楽しいことを知った。考えたことが正しいかどうかはともかくとして、映画を観る目が少しだけ豊かになったような気がする。何となく思っていたことでも、言葉にするとそれを土台にしてもう少し上へと飛躍できる。

 もしかすると、僕は映画を観すぎているのかもしれない、とも思った。「スターウォーズ祭り」をはじめてから1か月ほど、ほとんど他の映画を観ずにスターウォーズのことばかり書いてきた。それでも他の期間より、より濃厚に映画に関わったような気がする。

 映画を観るのはもちろん楽しいが、1本の映画を観てその余韻を楽しみ、場合によっては余韻を自分で増幅し、変形し、組み立てようとして別のモノにたどり着いたり、発展させようして破壊してしまい、しかし別の糸口を見つけて先に進んでみる、なんてスッタモンダを繰り返すのも、映画をたくさん見るのと同様に面白い作業なのである。

 スターウォーズ祭りもそろそろ終了だ。明日からはしばらく「打ち上げ」としてエピローグを書いていこうと思う(まだ書くのか)。